ご挨拶
会長あいさつ
大仲さつき病院は現・桑名市総合医療センターが山本総合病院であった頃の精神科専門の分院(山本総合病院分院)として昭和41年(1966年)に開設されました。その後昭和51年 山本大仲病院として独立し、平成14年(2002年)、私が引き継ぎ、医療法人大仲会・大仲さつき病院と名称を変更、理事長として18年間病院経営に努めてまいりました。この間、昭和41年以来の旧式の本館病棟を平成18年(2006年)に新築し「優しい医療」「楽しい職場」の推進に努めてまいりました。新館に移転した際の、患者様、職員の、緊張の中にも希望に満ちた表情は忘れがたい記憶です。さらに、入院から地域精神科医療の貢献を目指し訪問看護の導入も積極的に進めてまいりました。
平成から令和へと時代は移り、私も73歳を迎え次世代への引継ぎの必要性を感じ、2年前より理事として経営に尽力してきた佐藤俊昭と理事長を交代する事になりました。私は経営の第一線を離れて会長職として今後も大仲会を見守っていく所存でございます。
目前に迫った創立20周年(2022年)には、記念事業として時代に沿った外来棟の増設を予定しております。さらに地域の患者様のニーズに応えるべく、在宅支援事業(訪問看護等)もさらに拡大してまいります。これまでの皆様のご支援を心から感謝すると同時に今後とも新理事長・佐藤俊昭、共々に医療法人大仲会・大仲さつき病院をご指導ご鞭撻宜しくお願い申し上げます。
令和2年(2020年)4月吉日
医療法人大仲会
会長 加藤 仁
理事長あいさつ
日頃より、当院へのご支援、ご協力を賜りましてありがとうございます。
さて昨年より建築を進めてきた新外来棟ですが、7月7日無事竣工を迎え建物の引き渡しを受けました。今後什器・備品や電子カルテシステムの移設を行い、8月30日にオープンを予定しています。いままでご支援、ご協力、ご教授いただきましたすべての関係各位に心より感謝とお礼を申し上げます。
新外来棟完成後は外来診療エリアと入院診療エリアを分離する事により患者様の動線が以前よりもすっきりして、利便性の向上が図れると考えております。現在の本館正面玄関は時間外窓口・救急搬送の際の受け入れ窓口として機能します。
新外来棟の構造として1階は総合受付と外来待合室、2階に大・小会議室、3・4階は管理部門の中枢としました。空間の作り方は病院の機能に大きな影響を与えると言われています。待合室は明るく、患者さん目線で見ると本当に癒しの空間となりました。管理部門もオープンなスペースで職員間のコミュニケーションを図れる新しいエリアとなり、次の医療を担う人達を育てていく私たちの社会的使命に大きく寄与すると期待しています。
ハードとしての建物はできましたが、これを動かしていくのはやはり私たち「人間」の総力であります。今後は新しい設備をもとに医療、保健、福祉の包括的な提供をになうべき私たちの病院の情報発信についても積極的に展開して行こうと考えています。
医療法人大仲会は今まで以上に地域完結型医療の提供ができますようさらに力を注いでまいりたいと存じます。これからも温かいご支援をよろしくお願いいたします。
令和3年(2021年)8月吉日
医療法人大仲会
理事長 佐藤 俊昭
院長あいさつ
当院は昭和41年に開設され、平成14年に医療法人大仲会となり、平成18年には現在の本館が完成しました。
地理的には、四季の変化を感じる豊かな自然環境のなかにありつつも、近くには大型商業施設などがあります。
ベッド数は242床、患者さまの早期退院を目標にしています。またデイケアや訪問看護にて退院後の療養生活の支援をおこない、「こころの健康相談(予約制)」「認知症外来(予約制)」も開設しています。
「どの職場でも1~2人はメンタルで休んでいる」という話を聞くほど、最近は精神科の疾患で悩む方が増えて、精神科の敷居が低くなっています。一方では、入院される患者さまの全国的な傾向ですが、入院でなく地域で生活できる方が増えており、院内の多職種連携はもとより地域連携もますます重要になっております。
あるドイツの歴史学者の言葉ですが「16、17世紀は教会が地域の特色になっていた。しかし18、19世紀は銀行で、20世紀は病院がそうなる」という内容があります。
社会構造の変化自体が試行錯誤している現代ですが、職員一同、幅広く地域の必要とする医療を提供して貢献したいと思っております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
平成26年(2014年)7月吉日
院長 伊藤 憲昭