医療技術部
概要
医療技術部とは、令和3年4月から専門職である部署(薬剤課・検査課・栄養課・心理・歯科衛生)を一つの部に集約し、それぞれの部署が専門的な医療技術を提供することはもちろんのこと、職種の垣根を越えて相互に関わりあうことで、より高い知識の習得やチームワークを構築し、一つの部門として病院全体の医療や運営に直接携わっていきます。
また、そのために日常的に研鑚を図り、患者さまに適正な情報と技術を提供するとともに、安全で安心できる医療サービスを提供できるよう心掛けています。
各課紹介
薬剤課
現在、薬剤課では薬剤師5名、クラーク1名のローテーション制で業務にあたっています。
午前中は「外来業務」、午後からは「入院業務」と、「時間内に」をモットーにこなしています。
電子カルテ導入により情報の共有ができ、薬剤師が治療に参加できる機会が増えています。引き続き薬剤師が病院全体の薬物治療を支援していけるように心掛けています。
検査課
検査室では臨床側からの検査依頼に対して、患者様にとって有用な検査結果を『正確』かつ『迅速』な報告ができるように心がけています。
検査の種類としては、検体検査(血液・喀痰・尿など)と生理検査(脳波・心電図)を行っています。血液・細菌検査は外部委託となっていますが、血液検査は一般的な炎症反応、肝・腎機能検査などは検査依頼後2時間程で検査結果を報告しています。細菌検査は治療薬剤選択のための薬剤感受性検査や耐性菌検出時など委託業者と連絡をとり迅速に対応できるよう努めています。
生理検査(脳波・心電図)では患者様の移動時など転倒・転落に注意しながらどのような検査なのか良く説明し、安心して検査を受けていただています。
栄養課
安心・安全・美味しく食べて健康なカラダ作りをテーマに、食事提供と栄養管理を行っています。食事は、季節感や旬を感じていただけるように通常メニューに加え、行事食、スペシャルメニュー(第3水曜)があります。メニュー作りには、患者の皆さんの「声=リクエスト」を大切にしています。
糖尿病、脂質異常症に対する治療食や、ご高齢の方や病状により嚥下機能が低下した方への嚥下食や食事形態をご用意しています。
栄養管理では、褥瘡や食事が摂れず栄養状態が悪い場合には、褥瘡・NSTチームとして栄養のサポートし改善に努めています。食事面、栄養面、どうしてもダイエットが難しいなどご相談がありましたらいつでも気軽にお声をかけて下さい。
心理課
様々な症状や困り事で悩みを抱えていらっしゃる患者様やそのご家族を対象に、心理検査やカウンセリングを通して支援を行います。主治医の依頼により、心の専門家(臨床心理士・公認心理師)が対応いたします。
- 心理検査
- 患者様の症状や状態に応じて各種心理検査を行い、診断や治療に役立てます。
- カウンセリング
- 患者様の心の問題や悩みについてお話をうかがい、臨床心理的な視点からともに考え支援をしていきます。(当院でのカウンセリングは保険診療外、自費での実施となっています)。
歯科衛生課
非常勤歯科医師2名、常勤歯科衛生士1名で、歯科の診察や定期健診、専門的口腔ケアなどを実施しています。『歯医者が恐くてなかなか行けない』といった患者様も多くいらっしゃり、精神科併設の歯科ならではの十分な説明と丁寧な処置で、安全で安心できる歯科医療を提供することを心がけています。
ご入院中の方はもちろん、精神科を利用していない外来の方にも対応しておりますので、歯やお口のことでのお困り事をお気軽にご相談ください。